ファインゾルCⅢシリーズ
◆フッ素系洗浄剤
◆HCFC-225・HFC-365代替溶剤
用途
- 金属加工油の脱脂洗浄
- 電子部品・光学部品の洗浄
- 仕上げ洗浄・乾燥
- フッ素系樹脂・オイルの希釈溶媒
- ドライクリーニング溶剤
- シリコーンオイルの希釈溶媒
- フラックス洗浄
- 各種断熱材の発泡剤
- シリコンオイルの希釈
>>下記のような有機溶剤の代替品として使用可能です
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特徴
フッ素系洗浄剤ファインゾルCⅢシリーズは環境に優しい次世代のフッ素系洗浄剤です。
オゾン層を破壊するHCFC-141b、HCFC-225の代替洗浄剤として、また、温暖化係数の高いHFC-365の代替として使用可能です。従来のフッ素系洗浄剤と比較し、洗浄性能が高く、フッ素系洗浄剤の強みである不燃性、速乾性、低毒であるという特徴はそのままで、あらゆる用途に使用することができます。
塩化メチレン、トリクロロエチレン、臭素系洗浄剤の代わりとしてもご利用いただけます。
荷姿
ペール缶 | ドラム缶 | |
ファインゾルCⅢ-100 | 22KG | 要相談 |
ファインゾルCⅢ-200 | 18KG | 要相談 |
代表グレード
商品名 | 消防法 | 沸点(℃) | 有機則 | 特徴 |
ファインゾルCⅢ-100 |
非該当 | 39 | 非該当 | 蒸留再生可能 |
ファインゾルCⅢ-200 |
非該当 | 39 ~ | 非該当 | 100よりも安価品 |
※有機則=有機溶剤中毒予防規則
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HCFCについて
モントリオール議定書に基づき、1988年にオゾン層保護法を制定して、1989年7月からオゾン層破壊物質の生産・輸出入の規制を開始するとともに、その需要を円滑かつ着実に削減していくための施策を行っています。中でもHCFC(=ハイドロクロロフルオロカーボン)は2020年までに全廃することとされています。
発泡用途のHCFC-141bは日本において既に2003年末までに生産・輸入が中止されています。洗浄用途のものは2004年以降も生産・輸入が認められていましたが、段階的に生産・輸入枠を削減し、2010年で全廃されています。
HFC-365について
HCFC-141bやHCFC-225の代替品として使用されていた製品ですが、2016年に行われたG7富山環境大臣会合により、「ハイドロフルオロカーボン(HFCs)の段階的な削減に係るモントリオール議定書改正を今年採択することを支持し、今年のICAO総会において世界的な市場型の措置に関する合意の重要性を強調しています。さらに、国内の適応を効果的に推進するための組織的対応・制度を強化することの重要性を確認。(環境省HPより抜粋)」と、今後HFC-365を含めHFCそのものが規制されることは確実となっています。
【補足記事】
引火性について
消防法について